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広報とよさと 2018年12月号

「人権擁護部会現地研修」~ウトロ地区から学ぶ人権~

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滋賀県豊郷町

◆ウトロ地区とは?
京都府宇治市伊勢田町51番地にある、通称「ウトロ」と呼ばれるこの地区は、1941年、日本政府が京都軍事飛行場建設に1300余人の在日朝鮮人を動員した結果、形成された朝鮮人の集落です。これらの人々は、昼夜過酷な労働を強いられましたが、敗戦により工事は中断され、何の保障もされないままこの地区に留まるしかなかったのです。最低限の対策はおろか、事実上放置されたままこの地域を第二の故郷として互いに助け合いながら根を下ろして生きてきました。朝鮮の人たちが集団で暮らすしかなかった理由は、差別のためでした。
住環境が劣悪な浸水地帯や国有地などに仮の住まいを建てて暮らすしかなかったこのような集落は、「スラム」と蔑まれ、無視と迫害の的となりました。
そんな劣悪な生活環境と差別の中、在日朝鮮人の人たちはより一丸となって民族性を守りながら未来を夢見て今日まで生きてきたのです。今回、『差別の現実から学ぶ』を目的に、人権擁護部会の現地研修として、11月2日(金)、ウロト地区を訪れてきました。

当日、ウトロ地区についての説明やフィールドワークを案内していただいた金秀換(きむすふぁん)さんは、「2年前から撤去作業を始め、4.5年かけて『町づくり事業』を行います。この事業の一環として、ウトロ地区と在日朝鮮人の歴史を収めた記念館建設を希望しています」と話してくれました。
今回、ウトロを訪れたことで、「知らない現実を知ることの大切さ」を学べた研修になりました。

(豊郷町人権対策課・豊郷町地域総合センター・隣保館)

問合せ:隣保館
【電話】35-0611

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